APPLICATION & MARKET

用途・市場別分析 AI活用の事例

特許と市場を「使われ方」で分けて見る分析

同じ「苦味を抑える」でも、水に溶かしてすぐ飲むのか、粉のまま口に入れるのかで、求められる性能はまったく違います。使われ方の物差しを作って特許と市場の情報を分けると、テーマ全体では見えなかった違いが見えてきます。

このページは事例の紹介です。分析のご依頼はお受けしていません。

この分析で答える問いQUESTIONS

誰に、どう使われ、何が求められているか。

  • 製品は、誰に、どのように使われているか
  • 使われ方ごとに、大事な性能はどう違うか
  • どの技術が、どの使われ方で効きやすいか
  • 市場はどれくらいの規模で、どう売られているか

事例で見るCASE

「飲み方」という物差しを作る。

CASE

青汁の不快味・青臭さ対策

相談「青汁の苦味や青臭さを、各社はどう改善している?」

青汁編で一番効いたのは、使われ方を4つに分けたことでした。

  • U1

    粉末を水や牛乳に溶かしてすぐ飲む

    主流
  • U2

    粉や顆粒をそのまま口に入れる

  • U3

    錠剤・チュアブル・ゼリー

  • U4

    ペットボトルなどの容器詰飲料

  1. 01

    同じ「苦味を抑える」でも、求められる性能が違う

    すぐ飲むU1と、口の中にしばらく留まるU2では、求められる性能がまったく違います。この物差しを最初の章で作り、最後の統合分析まで同じ意味で使い続けました。

  2. 02

    「型×飲み方」で、成り立つ場所を判定する

    技術の設計の型もT1〜T4に分け、「型×飲み方」の掛け算で、どの技術がどこで成り立つかを判定しています。

継続して飲む人のうち、粉末を使う人
74.0%味は「飲まない理由」の最上位
市場規模(推計)
約700億〜1,073億円推計によって幅がある。横ばいから減少傾向
1回あたりの価格
店頭 約26円通販111〜158円4〜5倍の開き

数字は出典ごとの条件(調査主体、人数、年、測り方)の下での値で、条件の違う数字どうしは比べていません。情報の時点は2026年10月16日です。

アウトプットでの見せ方HOW TO SHOW

物差しを、最後まで同じ意味で使う。

青汁編のレポートでは、非特許調査のページを4つの窓で構成しました。「効く」だけでなく、「作れる」「売れる」まで1ページで確かめられます。

「U1〜U4」「T1〜T4」は用語の付録で定義し、本文・図・採点のすべてで同じ意味で使っています。飲み方ごとの品質課題の重みも、色の濃さで一目で比べられる形にしました。

特許のページは青、非特許のページは緑。色を分けて、いまどのパートを読んでいるかが分かるようにしています。

U1〜U4(飲み方)T1〜T4(設計の型)

LEFT TOP

飲み方ごとに求められるもの

飲み方が違えば、大事な性能も変わる

RIGHT TOP

工夫の型×飲み方の相性

どの工夫がどの飲み方で効きやすいかを色で判定

LEFT BOTTOM

作りやすさの比較

工場での大量生産のしやすさを、型ごとにカードで

RIGHT BOTTOM

市場と価格

市場規模の推移と、1回あたりの価格帯

図は構成のイメージです。実際のページは、Excelレポート解説の記事で紹介しています。

読むときのポイントREADING POINTS

数字の出どころと、条件をそろえて読む。

1

市場の数字は、定義と調べた主体で変わる

事例では、推計の幅をそのまま示し、条件の違う数字を合算・比較していません。

2

取れないデータもある

足りない情報は「情報不足」として残し、推測で埋めていません。

3

需要と出願の照合は、仮説

出願が少ない用途を、そのまま「機会」とは書いていません。

AIのメリットと注意点AI & HUMAN

この事例から見えた、AIとの付き合い方。

+メリット

ばらばらの情報を、決めた物差しで整理できる。

業界記事、公的資料、調査データなど、ばらばらの情報を、決めた物差しに沿って整理できます。物差しを決めておけば、AIの整理も最初から最後までぶれにくくなります。

!注意点

もっともらしい数字ほど、どこから来たかを確かめる。

数字の出典、調査の条件、時点は、元の情報に戻って確かめる必要があります。